長崎ぶらぶら節 愛八と車夫

 三味線や長唄などの芸に優れ、また人情に厚いその人柄でも長崎丸山の名妓として多くの人に愛された愛八の作品です。
 長崎史学者・古賀十二郎とともに長崎に伝わる古い民謡を探し歩き、晩年レコードに残された「長崎ぶらぶら節」や「浜節」等は、今でもしっかりと長崎の地に歌い継がれています。近年では吉永小百合が愛八に扮した映画「長崎ぶらぶら節」でその名をご存知になった方も多いかもしれませんね。
 愛八がお座敷に出ていたという料亭「花月」の門前で人力車を降りる様子をイメージし、長崎芸者の気風の良さを表現、車夫とともに制作してみました。(平成13年制作)
「−長崎名物 凧(はた)あげ盆まつり
  秋はお諏訪(すわ)の シャギリで
  氏子が ぶうらぶら ぶらり ぶらりと
  言うたもんだいちゅう−」
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