2007-07-13から1日間の記事一覧

イネの往診

「シーボルトの妻タキと娘イネ」の作品でも紹介した、成長したイネの作品です。イネは、日本を追われたシーボルトが「残される妻子のことをくれぐれもよろしく」と願いを託した多くの弟子たちの中でも高弟であった二宮敬作に師事し、明治3年に東京築地で産…

じゃがたらお春

鎖国政策のもと、混血児追放により両親と引き裂かれ、ひとりじゃがたら(ジャガルタ)へと追放された「じゃがらたらお春」の作品です。 当時、海外に向けて唯一開かれた街であった長崎ではありましたが、外国人と日本人女性との関係を厳しく禁止し、さらには…

シーボルトの妻タキと娘イネ

鎖国時、出島のオランダ商館医として1823年に長崎に赴任したドイツ出身の医師シーボルトが見初め、熱愛の末に結婚したという妻・タキ(楠本滝)とその娘イネ(楠本稲)を題材にした作品です。 イネは父譲りの赤毛と、色白で、成長してからは彫りの深い美…

緋布の人形

緋布の作る創作衣装人形は、おもに江戸時代の風俗、文化をテーマに、さまざまな光景を人形の世界で表現しています。特に、緋布の生活・活動拠点である、長崎ゆかりの歴史上の人物をモチーフにしたものが多く、日本人形という文化とともに、また長崎の歴史や…