朋の市松雛

工房朋製の市松人形に大正縮緬の着物を着せ付け、男女セットで雛人形に見立てた可愛らしい市松雛です。腰が曲がりますので立ち座りも自由にできます。 現物販売ではない受注制作の場合は、工房朋製人形の特徴でもあり、一体一体の表情に微妙な違いが見られる…

市松人形・女の子

品 名:市松人形・女の子サイズ:13号(高さ約45cm)価 格: ※受注制作の場合、布により7〜15万円 ※現品(昭和縮緬)、特価4万円 *現在、現物(写真のお着物)が特価にて販売可能です*現物が販売終了後は再受注制作(ボディーは同じ、別の古布にて制作)…

市松人形・男の子

品 名:市松人形・男の子サイズ:13号(高さ約45cm)価 格: ※受注制作の場合、布により7〜15万円 ※現品(大正縮緬)、特価7万円*現在、現物(写真のお着物)が特価にて販売可能です*現物が販売終了後は再受注制作(ボディーは同じ、別の古布にて制作)と…

市松人形・朋-男の子

なんとも言えない独特な空気を漂わせる、あの工房朋制のボディーに、緋布所有の貴重な古布で仕立てた着物を着付けた市松人形です。存在感のある大きさに、仕立てられた古布の柄も一層に映えて、子供達へ、孫達へ、大切に受け継いでいきたいと思わせるに十分…

お持ちの人形に着物をお仕立て直しの場合

・古くからご愛用の人形のお着物が傷み、新しくお着物をお仕立て直したいという方には、人形にあった風合いのある貴重な古布にて新しく着物をお仕立てし、お着付けをさせていただいております。 ・お手持ちの人形に新しくお着物をお仕立て直す場合、古布の代…

お手持ちの古布をご利用の場合

・ご祖母様やお母様、ご親族などから譲り受けた貴重な古布をお持ちながら、着る機会もなく、人形に着せて残したいとお考えの方には、お手持ちの布を仕立て直し、ご希望の人形にお着付けさせていただいております。 ・既成のボディーにお手持ちの古布を再利用…

既成ボディー品のご注文について

・非売品の緋布人形(緋布の創作衣装人形)を除く、受注制作を承っている市松人形などのご注文、お問い合わせについてはお電話(0959-22-0187)にて、すべてお受け付けしております。 ・正式なご注文後の細かなお打ち合わせについては工房兼ギャラリーの電話…

おさらい

舞妓は歌舞音曲に行儀見習いと、その日々は勉強に明け暮れる忙しいものです。そんな舞妓がお茶屋さん廻りの前に置き屋で「もう一度おさらいを…」といった風景を表現してみました。 髪は出立ての舞妓が結う「割れしのぶ」。前髪の花掛けと、緋縮緬の着物の肩…

よそおい

明治の美人画家・上村松園の名画「よそおい」をモチーフに制作した作品です。 江戸時代、武家の母親は気高い丸髷を結い、着物は優雅なお引きずり姿でした。娘の髪は、日本髪の中でも最も美しいと言われている島田髷に結い、着物は格調高い黒振袖、京友禅の大…

おねむ 1

髪を「先笄(さっこう)」に結った、まだうら若き母は、可愛い坊やの健やかな成長を祈りながら腹掛けを縫っています。そのかたわらの坊やはお母さんのおひざが恋しく、うとりうとりと…。そんな場面を作品にしてみました。(平成15年制作) *この人形は非売…

おねむ 2

江戸時代、豪商の女将はお引きずり姿であったと言います。ときには自らたすき姿でお椀の用意も。そんな忙しく働く母親の膝で、小さな坊やは眠さにむずかって…。そんな風景を人形にしてみました。(平成15年制作) *この人形は非売品です *写真をクリックす…

天草四郎時貞

いまなおその存在は多くの謎に包まれたままでありながら、その名を知らぬ人はいないであろうほどに歴史上あまりに有名である天草四郎、本名・益田四郎時貞の作品です。 出生についても諸説あり定かではありませんが、小西行長の遺臣・益田甚兵衛の子として現…

虹を見る

年の離れた弟を抱く美しい娘の、七色の虹を見る夏の一こまを表現した作品です。 娘の髪は「結綿(ゆいわた)」に結い、薄みどりのびらかんざしが涼感を添えます。着物は紗地に白桐模様で、帯には絽を使いました。 小さな坊やには、中に赤い前掛けを付けさせ…

夏舞妓

祇園祭の頃の、京舞妓の美しい立ち姿を人形にしてみました。 この季節の舞妓の髪型は「勝山(かつやま)」と呼ばれるもの。涼しげな銀の花かんざしや、翡翠の玉かんざしを差し、鹿の子の代わりにはピンクに銀ふりの布で涼感を演出しています。 着物の生地は…

坂本竜馬と丸山遊女

幕末の風雲児・坂本竜馬の作品です。長崎伊良林に日本初の商社・亀山社中を結成し、製茶貿易、海運業、倒幕にと活躍し、日本の近代化に大きな役割を果たした竜馬を知らぬ人はいない事でしょう。 この作品では、海援隊とともに金と暇さえあれば引田屋通いして…

絵踏

長崎と言えば出島、そしてその出島に行き来することを唯一認められていたのが長崎の花柳界、丸山の遊女たちでした。外国人との交流を多く持った、その美しく聡明な彼女らの名は「丸山遊女」として海外にまで伝えられたとも言います。 キリシタン狩りのための…

イネの往診

「シーボルトの妻タキと娘イネ」の作品でも紹介した、成長したイネの作品です。イネは、日本を追われたシーボルトが「残される妻子のことをくれぐれもよろしく」と願いを託した多くの弟子たちの中でも高弟であった二宮敬作に師事し、明治3年に東京築地で産…

じゃがたらお春

鎖国政策のもと、混血児追放により両親と引き裂かれ、ひとりじゃがたら(ジャガルタ)へと追放された「じゃがらたらお春」の作品です。 当時、海外に向けて唯一開かれた街であった長崎ではありましたが、外国人と日本人女性との関係を厳しく禁止し、さらには…

シーボルトの妻タキと娘イネ

鎖国時、出島のオランダ商館医として1823年に長崎に赴任したドイツ出身の医師シーボルトが見初め、熱愛の末に結婚したという妻・タキ(楠本滝)とその娘イネ(楠本稲)を題材にした作品です。 イネは父譲りの赤毛と、色白で、成長してからは彫りの深い美…

緋布の人形

緋布の作る創作衣装人形は、おもに江戸時代の風俗、文化をテーマに、さまざまな光景を人形の世界で表現しています。特に、緋布の生活・活動拠点である、長崎ゆかりの歴史上の人物をモチーフにしたものが多く、日本人形という文化とともに、また長崎の歴史や…

緋布プロフィール

略歴 S34年 美容師資格取得 S38年 長崎県大瀬戸町にてビューティーサロン岩崎 開業 S45年 全日本和装協会 長崎県西彼杵本校(着付け教室) 開校 S54年 コワフュール岸(美容院支店)開業 H02年 (財)人形美術協会 坂下緋美氏に師事 二級師範取得 H02年 …

古布について

江戸、明治、大正時代等の古い織物や布のことを「古代裂(こだいぎれ)」「時代裂(じだいぎれ)」、またこれらを総じて「古布(こふ)」と呼んでいます。 友人、知人から譲り受けた布や、古代裂を商う店や骨董市で見つけた江戸縮緬(えどちりめん)等は、とろりとし…

櫛・かんざし

] 女性が日本髪を結った時に飾った櫛は、日本髪の衰退とともに目にする事が少なくなりました。貴重な文化遺産とも言える品々は、所有するコレクションマニアの方々が手放すことも滅多にないため、市場では出会う事も困難です。 江戸時代のものでは、材質はべ…

日本髪

日本髪、それは世界に比類なき美しい髪形です。江戸時代はきもの文化と並び、結髪の黄金時代と言われるほど多彩な形があり、人々の暮らしと直結し、職業や身分、はては年齢さえも表したものでしたが、時代とともに消滅し、今なお生き続けているのは歌舞伎界…